<父の思い出 ⑥>

父については、僅かな記憶しか残っていないので、これが最終となります。

離婚騒動も宙に舞ったまま、父は彼の世へ旅立ちました。  父らしい波乱万丈の人生の幕の閉じ方だったかもしれません。 

 

穏やかな生活に戻って10年が経った時、「10年祭と追悼演武会」が町の体育館を借りて開催されました。

10年祭の祝詞奏上の1時間、体育館上空では、雷の鳴り響く音が聞こえていました。 参列した方達は、天を仰ぎながら、「。。。らしいね。。。」と、父の生前を思い浮かべていらしたと思います。

雨が降る訳でもなく、雷の音に包まれた10年祭でしたが、不思議な出来事でしたね。

因みに、母も合気道、3段有段者です。 

この本を、偶然マミコが見つけ取り寄せてくれました。

この中に父の事が載せてあり大変興味深く読みました。  母が亡くなった今では、父について語れる人は、殆どいないのでは。。。貴重な資料ですね。 但し、itoitoが生れる前の父についてです。