<不思議な夢>

手術は、指定された日の13:40~と言う事が、当日のお昼過ぎに伝えられました。  時間通りに車椅子に乗って手術室の中に入るわけですが、まず麻酔関係の医師や看護師の皆様から自己紹介と説明がありました。

それが終わると、手術の執刀医が挨拶をされて、気分をリラックス出来るように配慮されました。

今回の手術では、全身麻酔を使う事を、予てからの説明で伺っています。 点滴の中に麻酔薬が入っていたのか、数分で眠りに入りました。

 

眠りについたitoitoですが、夢を見ました。

一面の花畑の中に、亡くなった両親がいます。 母は、和服でした。 その着物は、itoitoも母も好きだった柄でしたから、懐かしいって気持ちでしたね。 父は、道衣を着ていたのですが、道衣は父にとっては仕事着の様なものです。両親は、若かったです。

その両親の前で、可愛い女の子が遊んでいます。 それを優しく包むように両親が見ていました。 最初その女の子は、itoitoだと思っていたのですが、その横の方に影のようにitoitoは立っていましたから、その女の子は、亡くなりましたitoitoの妹だったかも知れません。

暫く様子を見ていましたが、何処からか「ママー ママー」と叫ぶ様な声が聞こえて来ました。 娘たちの声です。特にマミコが大声を出していました。  声の方に振り向きましたら下界に三人の娘がいます。

 

その時に、「手術が終わりました」と言う声と共に、「完全に元の状態に戻ったぞ!」という医師の声が聞こえてきました。

 

「有難うございました。   手術中は夢を見ていたのですよ。」と申しましたら

「どんな夢でした?」と聞かれましたが

「覚えていません」と申しました。

 

でも  その夢は、今でも、はっきりと思い出せます。