日本酒を利くと言う事(その1)

好奇心で通い始めた「利き酒」の学校、今から3年前の事です。

インターネットで見つけ珍しさから一人申し込みに参りました。

秋からの授業を受ける為に・・・

どんな人達が通っているのか?誰が教えているのか?何も知りません。

御茶ノ水の駅から歩いて10分位の所「神田和泉屋学園」アル中学に入学した時を思い出しますとイトイトも未だ初々しいお年頃でしたね。(笑)

第1回目の授業です。畳の部屋で酒樽の蓋を机にし、部屋の片隅には稲穂(山田錦)が垂れ下がり風流な造りの教室でした。

1升瓶が4本、4個の利き酒のグラスを前に、日本酒の造り方から学んでいきます。その後には実際に利き酒です。

日本酒が全く飲めないイトイト、グラスに注がれたお酒の香りで気分が悪くなったほどです。

「飲めない人がこんな所に来るのかい?」という驚いた校長の声で、負けず嫌いのイトイトのお酒の修行が始まりました♪

「僕はね、お酒の知識も無い人とは一緒に飲みたくないんだよ」と仰った校長の言葉は今も記憶に残っています。

最近のイトイトも同じくです。何を飲んでも同じだと思っている人とは飲みたくないですね。

美味しいお酒に出会った時「美味しいね」と言える人と一緒に飲みたいですよね♪

体に悪いお酒が解るようになり、美味しいと思えるお酒が解って来ました。

此処に至るまでには数知れない失敗も致しましたが。

杜氏さんになりたいと思った3年前の夢は遠ざかりましたが最々勉強してみたいと思っています。