パソカレッジ企業秘話(12)

寝不足です。今朝は早くからTVの前に釘付けになりました。フィギュアのフリーを見る為ですが。

夫は昔「人を残すは上、物を残すは中、金を残すは下」と言う言葉を申しておりました。

スポーツは記録も残しますが、観る人の記憶に残ります。
そう言う事ではとても素晴らしい事だと思います。

企業が残すものはお金であり、物ですが、そのお金の中から選手を育てると言う事になります。企業あってこその選手育成です。

良い施設・良い人材に投資を惜しまない企業になれるよう頑張りたいとオリンピックを見て感じました。

その人材について再度書いて見ます。

パソカレッジのスタッフは学生が多いと書きましたが、超初心者の方たちをお教えするのであれば、資格を振り回すインストラクターより、優しい孫のような感覚での学生インストラクターの方がお互い上手く行くのではと、マミコの若い感覚で始めました。

これは正解だったと思います。

只、中には家庭教師に毛が生えたような学生に教えられるのは、トンでも無いと思っていらっしゃる方もいますね。

初期の頃ですが、或る女性のご年配の方が、当方の信頼できる学生アルバイトT嬢に向かって
色々プライベートの事を聞き出して来ました。

その頃のスタッフ用マニュアルの中には、こんな風に聞かれた時の答え方なども用意してありました。

1.「職業は?」ときかれたら素直に「学生です」と答えましょう。
2.「経験年数は?」ときかれたら、「適当に誤魔化しましょう」と書いていました。(笑)

今の生徒さんでそんな質問をする方はありません。
そんな質問を出せるような雰囲気がないからですが。

或る妙齢の女性はT嬢に「貴方バージン?」と聞かれたとか、頭の良いT嬢は鋭い切り返しで真っ向勝負に出ました。

その女性は最後の切り札のような捨てゼリフで「貴方のような頭が良い女性は、得てして結婚出来ないものよ。女性は可愛くなくっちゃね」と。

色んな方に通って来て頂いていますが横綱格の記憶に残る生徒さんです。

学生達は採用が決まった時点から研修に入って鍛えます。
資格は持っておりませんが柔軟な頭と、吸収力で物の見事に期待に応えてくれますし、多く採用したバイト生の中で残る学生は優秀な者だけですね。

そんなスタッフがパソカレッジの財産です。

何を聞かれても答えられると言うのも優秀なればこそです。

若い学生と、ご高齢の生徒さんのやり取りを見ていて「異世代交流会」を思いついたのですが。

2003年7月には「第1回異世代交流会」を開きました。
若い方たちにはシニアの豊かな経験話を聞いて欲しい。中高年の方達には今の若い方たちの仕事に対する考え方、物の見方、IT業界の様子など普段見聞き出来ない部分を大いにお互い語って欲しいと思った訳です。昨年7月には3回目を開きました。

そしてこの年の10月念願であったFC(フランチャイズ)が第一号が大阪・香里園に開校になりました。

次はFCの行方・新聞で取り上げられ始めた事・マミオン(有)の独立について書いてみます。