土曜日の「蕎麦を食す会」は菊の日と言う事もあり、つき出しに「菊の花のおひたし」が。季節を食卓に・・・何となく心が豊かになりますね。
御蕎麦は
北海道沼田産(新蕎麦) 福井大野産を利き蕎麦致しました。
食べ比べると違いが解りますし、好みもありますね。
日本酒は「四季桜・春霞・歓びの泉」を利き酒(?)いたしました。
終わって見ると、後から頂いたメールで「5時間もの長い時間のお付き合いでしたね」と書いてあり、気が付きませんでしたが、そんな長い時間だったのですね。素晴らしいメンバーとの話は、盛り沢山の内容でした。
itoitoもマミコも沢山の勉強をさせて頂きました。ご参加の皆様、貴重なお時間を有難うございました。
最後に「itoitoさんの家はお父さんの影がないですね。本当の所はどうなの?」との質問が飛び出して来たりして・・・一同フリーズです。(笑)
「宴も終了の時間です」とタイムオーバーと言う事で。。。
itoitoの母は、50歳ソコソコの頃に父が赴任先のヨーロッパで自動車事故で突然亡くなり、未亡人となってしまいました。今のitoitoと同じ位の年代でしたね。
40年以上も前の話ですが。
夕食の時間でした、1通の電報が外務省から入りました。訃報です。
体の弱かった母に代わって兄が遺骨を引き取りに・・・今のように誰もが海外へ行っていたような時代ではなかったから、それでも緊急事態ですから早い対応をして頂きました。
不在がちの父が亡くなったとして日常は、何ら変わりはありません。
それでも母に取っては、相談相手がいなくなった訳ですから、心中推し量る物があります。難しい年頃のitoitoたち兄弟を育てる為の気苦労は大変な事だったでしょう。
口煩い田舎町です。それからの母は今まで以上に、周りに気を使って生活をしていましたね。
浮いた噂が立つ訳でもなく、毅然とした母の後姿はitoitoに取っては誇れるものがありました。
その時の母と同じような年になり、同じような心境で日々を暮らしているitoitoですが、最近は特に、母の背を思い出す事が多くなりました。年を取ったと言う事なのでしょうか。(苦笑)