100歳まで現役を続けたい

先日のお休みに偶然行った美容院での事です。

他のブログでも同じ内容を取り上げました。少し編集をし直してこちらでもご紹介をさせて頂きますね。

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先日飛込みで入った美容院の先生の話ですが。

何時も行く美容院の予約は急には取れませんから、隣の駅の看板で見つけておいたお店へ飛び込みで入って見ました。

お店に入ると・・・

見た目70歳前後かしら?と思われるような初老の女性の美容師さんが一人。お客さん一人。

itoito無駄口もなく要望だけ伝えて、何となくお店の雰囲気をみました。

お客の一人が帰られitoito一人になった時、この経営者の方は本を持っていらして、「偶然ですが、客一人だからこんな物を見せてあげましょう」と仰りながら御自分が若かった頃の活躍した本の話を切り出されました。

「吉行あぐり」さんの話が出ました。あぐりさんは、吉行淳之介さんのお母様です。吉行淳之介さんの本で「あぐり」と言う本を読んでいましたので話は合います。

「あぐりさんは、先輩なのよ。99歳からが老後の人生と仰ってますよね。私は100歳まで現役を続けたいと思っています。出来るかしらね?」

目を見張ったitoitoに「私は大正13年生まれ、今84歳です。仕事が楽しくて毎日仕事が出来る事が幸せです」と。

itoitoシャンプーをして頂く時に、お年の方に申し訳ないと思い頭を持ち上げました。

「自然にして!力を入れられると肩からお湯が入ってしまいますから」とitoitoの頭を持ち上げる力は男性並みでした。

何時も行く美容院の美容師さんよりもコツを掴んだ洗い方・無駄がない手つきに感心を致しました。

今日itoitoは髪をカラーリングしました。この美容室はヘナカラーをしています。だから選んだ美容院でした。

初めての美容院ですから出来上がりが気になります。要望は伝えましたが何処までこちらの希望通り伝わるか・・・一か八かの勝負。(美容院を変えるのは女性に取ってかなりの勇気を必要としますから)

腰はかなり曲がっている。お年ですから仕方がありませんが。

美容師は立ち仕事・ファッションの先端を行く仕事です。

30歳過ぎれば現役は難しいと言われるほどの業界です。

この業界で100歳まで現役を続けると言う意気込み・・・

花嫁の着付けのコンクールでは、若い頃は表彰されたと仰ってケースに入った花嫁の人形の賞品を見せて下さいました。

「昔はね、一日に5件の花嫁さんの着付けで出張したものよ。そんな事出来るのは私が一人でしたよ」と、懐かしむように思い出話をされていました。

itoitoがパソコン関係の仕事・・・と言った時、目を輝かせて、インターネットをやりたいのよ・・・そうすればお客さんも増えるかも知れないし・・・」

「でも孫が言うんですよ、今位がおばあちゃんには疲れなくて丁度良いじゃない」って。

「でも私はまだまだ仕事がしたいのよ」と。

itoito「80歳の会」を時々開いています。このメンバーは知的な話も好奇心も元気もあります。メンバーを少しづつ増やして行きたいと思っています。

この美容院の先生も次回にはお誘いをして見たいと思っていますが・・・

itoitoも目まぐるしい業界で仕事をしています。

何時だって引き際を考えています。

本日は、84歳の老婦人の言葉から今まで感じた事がない「気」を頂いたように思います。

「100歳まで現役を続けたい」こんな意気込み・・・素敵だとは思いませんか♪