<真夜中の電話>

土曜日の未明、どこからか聞こえる電話の音で目を覚ましました。 家電話が掛かることは珍しいので、その音が階下から聞こえる電話の音だと気が付くには、暫く時間がかかったのです。

大慌てで電話口へ出ながら時計を見ましたら夜中の1:20

電話の相手は、アメリカ在住の長兄からです。

「itoito、ボクだけど、今日本は何時頃かい?」

「1時を回った頃だけど、何かあったの?」

「3時間前に、〇〇(3番目の兄)が心筋梗塞で亡くなったんだよ。 3日前から体調が悪かったらしく、最後に日本に1度帰って来たいと1週間後のチケットを取っていたらしいのだが、間に合わなかったようだね。」

「生まれた時から、死とは向き合って生きて行くわけだし、誰でも通らなくてはならない道。。。惜しいけど仕方がない事だからね。」と自分を納得させるように、itoitoを諭すような話しぶりの長兄。 それでも動揺しているような感じでした。

亡くなった兄とは、4歳違い。 まだ70歳前の兄です。

 

幼い頃は、何時もくっ付いて遊んで貰っていたな~。。。

田舎の小学校から町の中学校へ行くようになって、生徒の数も、それまでの7倍にも増えました。 そんな中学生になったころ、何故か、ラブレターを頻繁に送られてくるようになったitoito。亡くなった兄は、その手紙をイチイチ、チェック?していました。(笑) その内、飽きたらしく。。。

その頃から、兄離れ、妹離れの道を歩み、最後に会ったのは数年前です。

先に逝ってしまって。。。

寂しくなるな。。。