「ワードで文書を作るとき、最初に設定されてるフォントの種類は MS 明朝ですよね?
でも MSP 明朝っていうのもあるんですけど…どう違うの? P って何かの略?」
と質問をされたのはEさん。
まず、MS は「マイクロソフト」の略です。マイクロソフト社が作ったフォントですよーって意味ですね。
そして問題の「P」は「プロポーショナル」の略になります。
P のついているフォントは「プロポーショナルフォント」
P のついていないフォントは「等幅フォント」(もしくは固定ピッチフォント)
といいます。
P のついているフォントには MSP 明朝や MSP ゴシックなどがありますが、これらのフォントは P のついていないフォントと比べると文字の幅が違うんです。
こんな感じ。
☆MS ゴシック
MS ゴシックは一文字一文字の幅が全く一緒。原稿用紙にきれいに収まりそうですね。
☆MSP ゴシック
MSP ゴシックのほうは文字によって幅が違います。「W」と「I」の幅を比べると一目瞭然です。横書きのときはこんな風に幅が違う方が読みやすいことも多いんですよ。
「どっちを使うのが正解なの?」
こればっかりは好みの問題になりますね。フォントを変えるのは難しくありませんから、両方試して見やすいほうを使うのがいいでしょう。
ワードで文章を作るときにも、内容によってプロポーショナルフォントと等幅フォントを使い分けてみてくださいね!